2020年の秋冬のファッションがいよいよ始まります。パリをはじめとした、世界のコレクションで見られたキーワードをヒントにして、日本のアパレル市場は作られていきます。コレクションで目立ったキーワードから秋冬にくるトレンドを予測していきます。今回は7回目、素材です。
素材:光沢のある素材
注目されていたのは、光沢感のある素材です。大きく2つあって、ゴールドやシルバーの輝きをまとったメタリックな光沢と、エナメルコーティングによる光沢が、コレクションでよく使われていました。
・メタリック
色々な手法でメタリックは表現されていました。ラメ糸を取り込んだもの、箔プリントを捺せたものなど、エレガンスがテーマであるなかで、素材感でモダンさを出しているようです。バーバリーでは、ラメ糸でのフリンジもあったりして、複数のトレンドキーワードを押さえた作品もみられました。
・エナメル
天然ゴムからできたラテックスという素材が、光沢をキレイに出す素材として注目をあつめたようです。とくに黒がトレンドの今期ですので、黒のいかにも反射する素材感がモダンな雰囲気が出て、アウターやボトム、そのほかブーツやバッグなどにも広く使われていました。
どちらもなかなか実生活において取り入れるのが難しい、おしゃれ素材なので、メタリックならストールなどで、エナメルならバッグやブーツなどで取り込んでみるのも今年らしいのではないかと思います。